よくある質問と回答(車高調)


Q:車高調から異音がします。

A:下記によくある事例を紹介しますのでご参照ください。

・低速走行時にギシギシ、ギコギコ音発生。
→ストラット車のフロントに限りますが、スリーブロックシートの締結トルク不足が考えられます。 症状はステア操作をしなくても発生。ブレーキング時やコーナリング時、段差を越える際に発生。
対策:一度ロックシートを緩めて接触面となるテーパー部にグリスを塗布してから再度規定トルクで締め付ける。

・ステア操作時にコンコン、コキコキ音発生。
→ストラット車のフロントに限りますが直巻きスプリングの弾き音が考えられます。 ショック本体の回転にスプリングがひねられ、座面が滑って開放される際に起きる。 症状はステア操作時に車両停止状態でも発生。大きくハンドルを切った際に出る場合が多い。
対策:スプリングチューブを巻く。巻き方に注意。必ず上下とも端末に近いところから装着する事。 またスプリングの向きを90°、180°と回転させることで軽減する場合があります。

・小さな段差で繰り返しコトコト音発生。
→原因は多数ありますのでまず取り付けの確認を行ってください。 スタビライザーのブッシュやリンク、ゲートやスライドドアなどショック以外からの異音発生も多数報告されています。 アッパーマウントなどのゴム製品の劣化によって発生する場合があります。
対策:部品のリフレッシュで改善されます。使用状況によってはショック内部の経年劣化によって発生する場合があります。この場合はO/Hが必要となります。

・Sports☆ⅰ オプション ピロボール仕様アッパーマウントを装着されている方へ
→通常仕様のゴムアッパータイプとは違い、よりダイレクトに作用するピロボールは足廻りからの音や振動が伝わりやすく コトコト音が発生し易くなります。少々の音はピロボール特有の作動音として異常ではない場合が多い。
対策:ピロボールが劣化してくると異音が増大しますので部品の交換が必要になります。

Q:異音解消のために潤滑スプレーを塗っても良いですか?

A:スプリングが滑って余計に異音が発生する原因となったり、ゴム製品が劣化する場合がありますので油脂類の使用は控えてください。

Q:オイル漏れが起きているようです。

A:新品の際は製造時の油脂類や防錆グリスなどが付着している場合があります。 継続的にショックオイルが漏出するかどうかご確認ください。

Q:出荷時の寸法はどうなっていますか?そのまま装着しても大丈夫でしょうか?

A:取扱説明書記載の推奨車高になるよう寸法を計測して組み付けしております。 ただし、スプリングロアシート、スリーブロックシートに関しましては仮止めの状態です。 車両装着後、寸法が決まれば必ず規定トルクにて本締め作業を実施してください。 ロアシート、ロックシートは必ず車体の負荷が掛からない状態で増し締めして下さい。

Q:車高調シリーズの種類が多くてよくわかりません。

A:幅広いユーザー様の要望にお応えするため、車種によってはラインナップを多数準備しているものがあります。
Super→最高級ハイペック仕様、最高級ピストン仕様、減衰調整40段
Best →i☆SHOCKシリーズのスタンダード仕様、減衰調整36段
Basic→減衰力調整固定、全長調整式車高調の入門モデル
Black→より車高の低さを求める仕様のショートケースモデル、減衰調整36段

Q:車高調のメンテナンスはどのようにしたら良いですか?

A:ダンパー部は精密部品ですので泥、砂を非常に嫌います。また降雪地域の凍結防止剤は錆を進行させますのでマメな清掃が好ましいです。 ロックシート、ロアシートは長年放置しますと固着の原因となります。定期的に緩めて潤滑剤を塗布するなどのメンテナンスを行ってください。 (ゴム部、ブーツ、アッパーマウント、スプリング廻りに油脂類が付着しないように注意してください。)

Q:取扱説明書を紛失したのですが・・・。

A:弊社HPよりダウンロード可能となっております。(一部車種・Black☆ⅰ除く。) 入力欄の「資料コード」に商品品番を、「認証コード」に保証登録コードを入力しダウンロードしてください。 (ファイル形式は、PDFとなっております。)

Q:保証登録はどのようにすればよろしいでしょうか?

A:製品に同梱しております保証登録用紙に必要事項を記載し当社へ送付ください。 保証登録が完了しましたらユーザー様へ保証書を返送いたします。

Q:減衰調整の推奨位置は何段ですか?

A:特に推奨位置は定めておりません。中間位置・フルソフト・フルハードそれぞれ試して頂いてお好みの乗り心地にセッティングしてください。

Q:車高調KITの寿命はどのくらいでしょうか?

A:車高調KITの寿命は使用状況により大きく差が出ますので明確に定めておりません。乗り心地に変化を感じたらO/Hをお奨めします。

Q:車高の左右差があります。

A:元々の車両が左右の車高差があることは少なくありません。 そのため本取り扱い説明書には装着前のノーマル車高を記入しておく欄を設けてありますのでご利用ください。 個体差も含めてブラケット、アジャスター、ロアシート等で調整してください。