2005年 Formula D


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■Formula D Round.1

開催日:2005年4月18日

開催地:ニュージャージー州 ウォールスタジアム

□名誉ある準優勝

アメリカでも人気が高まりつつあるドリフトイベント。その代名詞ともいえる「Formula D」の開幕戦が4月18日にニュージャージー州、ウォールスタジアムで開催されました。今回はその様子をリポートします。

当日はおよそ9500人もの観衆が集まり、ドリフト人気を実感されられました。チームRS★Rのドライバーはアレックス選手。ドライブするマシンはS2000。

2位で予選通過したアレックス選手は、決勝1回戦で、S13シルビアをドライブするJR Vaughn Gitten選手のインをつき、相手はたまらずスピン。勝利を収めました。

続く2回戦ではS13シルビアのHubert Young選手、3回戦ではS14シルビアのCasper Canul選手に対して、コーナーの進入速度の速さとタイトなライン取りのドリフトを見せ、勝利をもぎ取りました。

そして迎えた決勝。相手はポンティアックGTOをドライブするRhys Millen選手。勝てば、初の日本チームチャンピオン誕生となる重要な一戦でしたが、激戦の末、惜しくも準優勝。しかしながら、今後の活躍を期待させる名勝負となりました。

チームRS★Rのイケダ・コウジ監督も「ニュージャージーのファンは本当に素晴らしかった。2位という結果には非常に満足している。このチーム体制・スタッフ・スポンサーが協力していけば、きっと優勝できると思う。」と興奮を隠せない様子でした。

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■Formula D Round.2

開催日:2005年5月6・7日

開催地:アメリカ アトランタ

□まさかの一回戦敗退

快晴に恵まれた、5月6・7日にRoad Atlantaで開催された”Formula D Round 2”。会場には約5000人もの観衆が訪れました。

RS☆Rがサポートするアレックス選手がドライブするS2000は予選前の走行でデフがブロー。

急遽ピットに持ち帰り、パニック状態の中、デフ交換作業を行い辛うじて予選終了直前にスタートラインに戻り、4位で決勝進出を決めました。

追走は予選で抜群のスピードを魅せていた吉原選手(何故か予選13位)と対戦。

スタートから300mほどのダウンヒルから左1コーナーへ飛び込むというハイスピード設定にRS☆R HONDA S2000はギア比が合わず苦戦。

スピードに乗り切れず僅差で一回戦敗退という結果に終わりました。

次戦はHOUSTON。ぜひご期待ください。


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■Formula D Round.4

開催日:2005年7月8,9日

開催地:アメリカ カリフォルニア州 ソノマ

□運も実力も

アメリカでもますます盛り上がりを見せてきたドリフトイベント Formula Dの第4戦は、ワインの産地としても知られるソノマ カントリーにあるインフィネオン レースウェイにおいて、7,850人の観衆が見守る中開催された。 RS☆R HONDA S2000を操るアレックス・フェイファー選手は、前日の練習走行中にマシントラブルが発生。十分な練習の行えないまま予選を迎えるも6位通過を果たし、本戦にコマを進めた。

1回戦の相手はロトラ Nissan S13のケンジ ヤマダ選手。接戦の末、勝利を勝ち取りベスト8に進出する。 2回戦はシリーズポイントリーダーであるポンティアック GTO リース・ミレン選手との対決。1本目は互角の走りを見せる。 アレックス選手先行の2本目、第1コーナーで僅かに膨らんだインにリース選手が潜り込み、痛恨のテイクドリ。 しかし、ポンティアック GTOが「ドリフト状態でなく、コーナーバンプに乗り上げてパスした」ためコースアウトと見なされ、アレックス選手の勝利となった。

次の相手ミッキーニー S13 ターナー ファウスト選手とはハイレベルな接戦になったが、惜しくも敗れてしまう。 3位決定戦となるフォード マスタングのJR ヴォーン ギッテン選手との対戦を落とし、Formula D第4戦は4位という結果で幕を閉じた。

“優勝”が確実に見えてきたアレックス選手。8月5,6日にシカゴで行われる第5戦、その熱い走りに期待して欲しい。


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■Formula D Round.6

開催日:2005年8月27日

開催地:アメリカ カリフォルニア州 アーウィンデール

□最終戦・・・クラッシュ

日本でますます盛り上がりを見せるD1グランプリ。その第1戦が開催されたことでも知られる、アメリカにおけるドリフトの聖地、アーウィンデール・スピードウェイにおいて、Formula Dの最終戦となる第6戦が開催された。

観客にも選手にも厳しい猛暑の中、アレックス・フェイファー選手の操るRS☆R S2000は、前日の練習走行日に悩まされたエンジンパワーの低下を解決するため、予選日の早朝にターボチャージャーを交換。 予選を迎えることとなった。

予選1本目。他の選手を圧倒する存在感ある走りを見せ、予選通過を確信させた。

しかし、2本目。バンク出口の角度・スピードは申し分なく、クリッピングポイントを舐めるようにして飛び出してきた次の瞬間、コンクリート・バリアに接触。クラッシュしてしまう。

1本目の採点では6位で予選通過となっていたが、修復時間・部品が間に合わずリタイアを余儀なくされ、 2005年シリーズはポイントランキング10位という結果で幕を閉じることとなった。

今シリーズでは度々上位に食い込む走りを見せ、その存在感を高めたアレックス・フェイファー選手。来シーズンもその豪快な走りや活躍に大いに期待が持てるだろう。 今後は12月に開催されるD1日米対決に参戦するなど、まだまだ醒めないアメリカのドリフトイベントに注目して欲しい。


写真提供:JTuned,URBAN RACER

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